1.自分の思いを伝えられるようになる。

2.真実を知る方法を会得する。


1.自分の思いを伝えられるようになる。

良い成果を挙げたら、うまく人に伝えたいものです。それができないのはもどかしいし、場合によってはうまく伝えられないことによって、何もしなかったのと同じことになってしまいます。私も会社や研究所でそんなことを何度も味わってきました。自分の研究を小学生でもわかるように説明出来るようになることを目標にしましょう。

自分の思いを①様式やルールに従い、②書き、③皆に伝えることができる、ことを目指し、まず、1ページの実験報告書を書くことから初めて、様式に合致した、人に伝わる文章を書けるようにします。さらに、研究成果のプレゼン、報告書の作成、学会発表、論文執筆、共同研究企業との交流等により達成します。


2.真実を知る方法を会得する。

研究、営業、経営、製造、、どの分野でも通用する、社会人として必要な真実を知るための方法を会得します。当ゼミでは文献調査、実験研究を通して経験します。

実験研究では、以下を目標にします。

実験計画に基づき、①実験を行い、②結果をまとめ、③図表を書き、④仮設をたて、⑤ディスカッションをし、⑥考察を行うことができる。(学会発表可能レベル)

研究計画の策定、実験研究、文献調査、考察、ディスカッションにより達成します。

文献調査では以下を目標にします。

①文献調査を行い、②理解し、③調査の目的に応じて結果を適切にまとめることができる。


 一つの専門だけでなく、二つの得意分野を持つ、π型の研究者が必要です。たとえば、AIだけが得意でもそれをどう使ったらよいのかわかりません。専門分野をもう一つ持つことで、AIの知識を活かすことができます。AI=英語と考えるとわかりやすいかもしれません。英語ができるだけでは実際には社会でなかなか活かせませんが、経済学、法学、工学、医学などほかの分野の専門家こそが英語を有効に役立てることができます。これからは両方できることが必要かもしれません。